俺たちはいつだってヤマカンに踊らされてきた。ギョーカイがど
けれどそんな事より、そもそも俺たちはハルヒとらき☆すたで十分
ハレ晴レユカイも、もってけ!セーラーふくも、
ヤマカンはいつだってオタ
ニコニコ動画で「踊ってみた」タグを古い順に遡ると、
時流や作品の人気の後押しした結果だと思うが、どうして踊ってみ
それもこれもヤマカンの傑出した演出が寄与している。
踊ってみた大規模オフに参加したティーンや大学生も既にいいアラ
これはまさに作中の高校生、砕いて言うならアマチュアが撮影した
ラブライブ!もアイドルマスターも、サビではとにかく大仰な程に
けれどヤマカンはそうしなかった。朝比奈ミクルの冒険がそうであ
だからカメラ視点は固定されている。
その結果としてアマチュアの人間が「踊ってみた」動画を撮ると、
少し広い部屋にカメラ
つまりハレ晴レユカイの踊ってみた動画撮影は、
らき☆すた含め他のヤマカン作品でもこうした凝ったカメラワークは枚挙に暇
アマチュア時代の作品「怨念戦隊ルサンチマン」は、
画面奥から戦いながら出てくる青のヒーローを遮るように、黄色のヒーロー
他のカットでも何を映したいのか明確な意思が見て取れるから、
こうした画面作りは前述したハルヒなどで活かされ、結果としてアニメでキャ
そして「キャラクターを踊らせること」の才覚によって、ヤマカンがアイ
Wake Up,Girls!を話題に挙げる上でキーとなるポイントは「キ
W
そしてこの3つを繋ぐのもまたヤマカンのカメラワ
勾当台公園と光のページェント、どっちも仙台市民はおろか東北在住の人間なら他県でもある程度認知されている場所だ。
キャラクターを敢えて置かず、第1話の冒頭にこのシーンが入る理由は察するにあまりある。
ここも何気ないカットだが、本当だったらもっとキャラクターに寄せたカットでもよい。わざわざアニメにしては遠景にすることで、年末年始の寒々しい仙台の様子を背景を含め、画面全体で印象づけている。
そして今はなくなってしまったが、長年仙台駅前を盛り上げてきた大型ビジョンでI-1 Clubの広告を流し、それに注目する市民を描写し、キャラクターに画面を戻す。
このようにヤマカンのWUGは「ちゃんと彼女たちが仙台にいる」ことを実感させ
他方、あまり細かい点を挙げて不満を述べても生産的ではないのだが、そうしたヤマカンの丁寧な仙台の描写に対比して、新章でど
新章1話、行きの新幹線のシークエンス。
まず仙台駅の描写だが、ヤマカンが駅前のペデストリアンデッキを
仙台駅、特にペデストリアンデッキ側に出たことのある人ならわか
こんな感じに。
もちろんこの画面もヤマカンWUGによるものだ。
次に新幹線のホーム。
仙台駅に長時間停車しているようなので仙台駅始発のやまびこと思
自由席狙いで運賃節約なのだろうか。
車中でも首を傾げたくなる描写がある。下でキャプチャしたシーンの背景にコ
ここだけ鈍行電車並のスピードで流れていくので、その真相はぜひ君の目で確かめてほしい。
あとみなみ食べ過ぎ。
そして下のレイアウトも、3×2のボックス席のスペースに1人座って5人立っているというのは流石に無理があるように感じる。
ななみんとかやたん席の上で立ち膝なのでは。
これらの感想もヤマカンの画面作りによって相対的に違和感を覚えたためであり、おそらく普通に視聴していたらわざわざこんな指摘しなかっただろう。
そもそもこうした記事を書こうと思ったのはヤマカン周辺の騒動ば
本記事で少しでもモヤモヤしているWUGファンの心が収まれば幸
何よりWUGは中の人のパフォーマンスが素晴らしい。僕がWUGに関心を持ったのはMONACAフェスでのパフォーマンスに感動したからに他ならない。
さまざまに才能があるものがバラバラになっていく様子を観測していくだけでは、WUGオタクはみんな流石に去っていくだろう。
前作放映当時、視聴していない人間に限ってあのパンチラアニメだろwwと揶揄していたのを必死に堪えてきてこれまで応援してくたオタクが少なからず存在する。そうした人のことを思うと、現状WUGのおかれている状況にどんな感情を持っているか筆舌に尽くしがたい。
新章はそうしたオタクを魅了してくれる作品になってくれることを心から願っている。
そしてどうか旧作1話のこの台詞が、近いうちに新章で活躍するWUGを表すマイルストーンとして、どこかで輝く日が来ることを願ってやまない。
でもよかったよね。また活動できるんだもん。
*1:そもそも前掲した仙台駅の時計が13時、やまびこだと東京まで2時間かかる。仮に出演した例の番組が六本木の某番組だったとして、16時入りは必至のスケジュールだ。あまりに遅すぎる