第一回 この不憫女子がすごい!2014冬
矢澤にこ貧乏説を提唱し始めてはや一年。
このブログもこのネタだけで毎日300PV程度を稼ぎ続け、なんということでしょう、google検索において「矢澤にこ 貧乏」が普通にサジェストされる世界になってしまいました。
FIG.1 矢澤にこの現状を示す事例
もちろん「矢澤にこ 貧乏」でトップに出るのは当ブログです。
さらに矢澤のschool idol diaryにも貧乏を仄めかす記述があるらしく、矢澤にこ貧乏説はかなり市民権を得たといえるでしょう。
ラブライブ! School idol diary ~矢澤にこ~
- 作者: 公野櫻子,室田雄平,音乃夏,清瀬赤目
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/12/27
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そんなラブライブ!も今月から2期スタートということで、さらに矢澤にこ貧乏説を裏付けるべく毎週の視聴に注力していきたいと思います。
…私がしたかったのはそういうことではない!!!
いい加減矢澤以外のネタも取り上げたいなと思い、毎クールごとに記述していく「この不憫女子がすごい!」シリーズを立ち上げてみました。
毎日とか毎週ブログ書くのはとてもじゃないけどできないタチなので、それだったら3ヶ月に1回くらいなら書けるだろう、と。
「この不憫女子がすごい!」シリーズは下記のように記述してみたいと思っています。
・各クールごとに、私が気になった不憫女子を紹介していきます。
「どこが不憫なのか?」に焦点をあて、この世に不憫女子という記号をぬるぬると伝播していきます。
・独断と偏見に基きトップ3を決定します。よって、私の個人的観測範囲だけのすごく偏ったランキングになります。日5はほとんど見ないので、主に深夜アニメが対象になると思います。
・稀に劇場版作品も取り上げるかもしれません(パッケージ化したもののみ)
・コメントにてとりあげなかった不憫女子を紹介していただくの、大歓迎。
・2クールモノは完結したもののみ。1クール目では飽くまで紹介にとどめます。分割2クールも同様に完結した時点で審査対象とします。
・なのでだいたいがネタバレに関わります。
いずれ不憫女子読本とかつくりたいですね。
では早速本題に入りましょう。
まずは惜しくもトップ3に入らなかった、あるいは私が部分的にしか見てなかったので上位に取り上げられなかった方たちです。
■ウイッチクラフトワークス KMM団
FIG.2 EDではぶっちぎりで不憫な方たち
特段不憫というわけでもないのですが、本人たち的には割とまじめにやってるのに本筋ではただの賑やかしになっている報われなさがなかなかよかったです。
そういった中で倉石たんぽぽちゃんが家賃分はお返ししてみたり、とてもおいしい役をもっていったのが好印象でした。OVAでスピンオフしてほしいです。
FIG.3 井澤詩織さんはそど子に続き倉石たんぽぽちゃんでカルト的な人気を集めつつある
■いなり、こんこん、恋いろは。 宇迦之御魂神(うか様)
FIG.4 やはりあまり長く生き続けるとこじらせるらしい
CV桑島法子の法則きたか!?と思ったら最後は救われました。
他者に献身的になりすぎるのも、不憫女子をとりまく一要素でもあります。
■ゴールデンタイム 林田奈々
いやこれ本当虫食いで見てたの後悔しました。でも最後2話くらいの阿波おどりエンド見た時はやっぱり見なくてもよかったかなって。(ひどい)
主人公の幼なじみで前ちょっと付き合ってたのに記憶すっとんでそれもないことになって、しかも今の彼女を応援しなくといけないっぽい立場とかね、もう不憫以外の何者でもないでしょ。
FIG.5 曇らせるの前提の笑顔
あとヒロインなのにあのファッションでショートカットというのも、ビジュアルからして不憫女子の素質を体現しているといえるでしょう。
なんでこの世には負けヒロインという設定があるんでしょうね。最低です。(最高です)
さて、それではトップ3の発表です。
■第3位 凪のあすから 比良平ちさき
前述に続き茅野愛衣さん事案です。
FIG.6 鋭い光は突然の驚愕を象徴する
凪のあすからにおいて「変わること、変わらないこと」はあらゆる場面に通づるメインテーマでした。その中で一期から通じて「変わらないこと」を望んでいた比良平ちさきさん。
しかしなんということでしょう、変わりたくない、と望んでいたコミュニティからただひとり外され、自分だけが時間に流されていってしまいました。
失敗したおふねひきで、自分だけが仲間内で助かったはずなのに、逆に遠く沖合に流されていくような疎外を受けることになりました。
しまいには団地妻と団地がなさそうな田舎町で呼称される始末。
FIG.7 最高の「無理すんな」事例
「なりたくなかった自分」にさせられた悲しみが大きく評価されての三位です。
あのままいけばぶっちぎり1位だったんですが、幸いにもとても身近なところに理解者が現れてしまったのでこのランクとなりました。
■第2位 中二病でも恋がしたい!戀 七宮智音
王道中の王道中、上質の不憫女子です。
FIG.8 こんなおどけた表情も最初だけ…
そもそも中二病でも恋がしたい!自体、1期から勇太と六花のホームドラマ的な様相を呈しており、勇太が若干はっきりしないところがあるというものの、六花から離れる理由がりません。
なので「幼なじみの中二病友達」ってもうね、うん…確定、だよね。勝ち目ないよね。
不運(ハードラック)と踊(ダンス)ってるレベルですね。
FIG.9 「ダメだよ!」が自分に向けた戒めであることは、想像に難くない。
自分のわがままと、勇太と六花を尊重したい気持ちのせめぎあいは、過去との決別によって終わりを告げました。
最高の不憫を、ありがとう。
■第1位 凪のあすから 潮留美海
トップ3のうち2ランクを凪のあすからが席巻する自体になりました。
ずっと谷川柑菜さんの声も聞こえていた気がするのですが、今回はちょっとランク外となりました。不憫ですね。そういうところも不憫です。
基本的に不憫な作品でしたが、美海だけがトゥルーエンドを向かえられず、しかもその理由が世界を救うためでした。
これは個人的にとても重要な要素で、セカイ系的な展開だった凪あすにおいて「まーたセカイ系のモヤモヤオチかよ」を悪い意味で予感せざるを得ませんでした。
それを今回「セカイは救う、そして彼らとも生きていく」というとてもポジティブな終わりを凪あすは見せてくれました。その誘導役として、美海は素晴らしい活躍をしてくれました。
FIG.10 あらゆるカルマを背負ってしまった美海さん
叶えられなかった願いが無駄にならないセカイも、またいいものだなと思うわけです。
新しいジュブナイルの結末の形が提示された気がします。
以上です。
今期予想はええ、そうですね。なんといっても、YAZAWA。
YAZAWAもね、そう思うんですよ。
FIG.11 YAZAWA部長
二期に入ってから確信しましたが、「ラブライブ!はけいおん!の琴吹紬がいなければ生まれなかったかも」と思っています。この話はまた別の記事で。
あとselector infected WIXOSSのゆずきちゃんかな…
実質ブラック★ロックシューター二期だから、みんな濁りますよ…ふふ…ふふふ…
できるだけ毎回コンパクトに収めつつ、気になったキャラがいたら深化してきたいと思います。
ではまた3ヶ月後に。