「スクールガール・オタクコンプレックス」という新条アカネの生み出した怪獣に、僕は…。
SSSS.GRIDMANという名の怪獣がインターネットを蹂躙するようになって、はや数ヶ月が経とうとしている。
その根幹には上田麗奈さんの天才的ないじらしい演技が肝であるわけで、曇りのない透明な声に時折乗ってくる苛立ちや嫉妬の演技とのコントラストに毎話息が止まる思いであります。
皆さんお元気ですか。私は毎週ギリギリです。
オタクはすぐ悪い上田麗奈に恋をする… pic.twitter.com/mbhAVSJnEz
— サカウヱ (@sakasakaykhm) October 14, 2018
アアッ、アカネちゃん…アカネ…大丈夫、、夢だからね、、、、夢は覚めなくていいんだよ…一緒に… pic.twitter.com/yWYRSaKPKk
— サカウヱ (@sakasakaykhm) December 2, 2018
そんな中放映された最新話9話では一気に物語が核心へと進み、特にこれまでつかみどころのなかった新条アカネの心象がかなり深いところまで描写された。
直近までの物語では、新条アカネはすべてを掌握した存在のような尊大な性格を見せていたわけだが、実際、真に求めているものは友達やつながりといった普遍的なもので、自身の強大な能力をもってすらそれを手に入れられずじまいでいる様子が描かれた。
そこから見えてくる新条アカネの姿は、孤独で、ステレオタイプ的なぼっちと言っても過言ではない、とても小さなものだった。
このことは新条アカネに少なからず関心を持ってきたオタクにとって、その心をかき乱すのに余り余って重要な事実であった。
新条アカネとはスクールカースト最上位の女であった。
新条アカネとは特撮オタクであり、フィギュアとふたばを愛する、片付けができないだらしない女であった。
新条アカネとはキレるとモニターを足蹴にする女であった。
新条アカネとは自分の役に立たない人間はモノとも思わない女であった。
これまで描かれてきた人物像から突然浮き彫りになったその本質は、孤独としか言いようがないものである。
リア充でオタクの美少女、まさにオタクたちが求め続けてきた女は、孤独に呪われ、縛られていた。
僕はこれをスクールガール・オタクコンプレックスと呼ぶことにした。
これは二次元コンテンツで一般的となった「ギャルは実はいい奴」論に近い。同じクラスにいたあのクラスの女子にも、自分の存在をみてほしい。そんな願望。
「キスとか、しないんすか?」
「マミ美は、こうしないとあふれちゃうんスよ」
それはFLCLの1話でも見られた、タッくんとマミ美の曖昧な関係にも似ている。
本当ならタッくんの兄を求めるべきマミ美は、手頃な距離のタッくんで自らをごまかす。
言葉では拒否するタッくんも、求められることにまんざらでもない。
新条アカネは悪いやつである。気に入らない人間はなんの感慨もなく抹消する。
だが心の弱さに裏付けされた悪い女に、オタクは弱い。
新条アカネは欲しいものを見つけるために、破壊するという行為を選択しているだけなのだ。
だがその心は全く満たされることはないだろう。
教室の窓越しに ぼんやりと 空に問う
— サカウヱ (@sakasakaykhm) December 2, 2018
なんのため ボクは生きてるの?
分かんないよ… pic.twitter.com/tM9ObA1CC5
万能であり、孤独であり、退屈。
本作での彼女の処遇は、既にOPによって示されていると考えている。
「君を退屈から救いに来たんだ」って歌詞に合わせてこのカットでオタク救済完了でしょ… pic.twitter.com/SDdDe24bdQ
— サカウヱ (@sakasakaykhm) October 15, 2018
主題歌で特に印象的な歌詞である「君を"退屈"から救いに来たんだ!」というフレーズが、グリッドマン(同盟)が新条アカネを救済することを示していることは明白であるが、問題はその「救われ方」がどうなるかである。
原作である電光超人グリッドマンでは、怪獣側に藤堂武史という人物が出てくる。彼もカーンデジファーという魔王に操られ、共同して怪獣を生み出していた。
終盤、藤堂武史は主人公たちのはたらきかけによって改心し、自身の能力で魔王の打倒に助力した。
翻って新条アカネはどうだろうか。
宝多六花が中心となって、グリッドマン同盟が彼女を助けようと尽力するであろうことが9話終盤で示されている。
だが今のままでは、助けられた先に本当の意味での彼女の救いはない。
なぜならもし本当に登場人物を含めたすべてのモノ・人が新条アカネによって創られたものだとしたら、彼女を助けようとする六花たちの思いすら新条アカネを基とした作り物だったとことになる。
なんでも都合よく作れる世界なのに、本当に彼女が求めているものはその世界から一向に与えられることはない。
9話時点で、夢の中ですら思い通りにいかない新条アカネは相当に絶望している。
おそらく次に彼女が破壊するのは今の世界そのものか己自身か、あるいはその両方だろう。
「新条アカネの喪失」はすでにOP/EDで暗示されているのだから、なんら不思議なことではない。
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「私はずっと夢を見ていたいの」
グリッドマン同盟は彼女を助けるだろう。
その想いが新条アカネにとって、ただの作り物にしか見えないか、あるいは自らの創造を超えた何かとして捉えられるか。
本作の結末はすべてそこに掛かっているだろう。
グリッドマン、そしてグリッドマン同盟が、我々視聴者のオタクも救ってくれることを願ってやまない。なぜなら新条アカネの救済こそが、新条アカネに心奪われたオタクを救うただ一つの方法なのだから。
心にaikoが住み始める瞬間を、君は感じているか。
真顔日記の上田啓太さんをご存知だろうか。
おそらくインターネット上で一番aikoに近い存在である。
2行目にして既に常識が崩壊している感があるが、今のところ筆者はまともである。
どんな人物かは御本人のブログを読んでもらいたいが、読むのが大変だという人は以下の引用を確認いただきたい。
上田さんは自分の中にaikoがいる人であり、自称aikoの人なのだ。
あいかわらずaikoを聴いている。というか、この書き出しはもはやこの日記において、「あいかわらず酸素を吸っている」くらいの意味にしかならない気もするが、あいかわらず聴いている。何度聴いても、自分のことを歌っているとしか思えない。私の中にはaikoがいる。
はじめのうち、自己の内側にaikoを感じることは特殊な体験のように思えるが、やがて慣れて気にならなくなる。すると自分がaikoであることはただの常識になる。一月の次に二月が来るように、私の中にはaikoがいる。だからこの日記でも当然のように、俺はaikoだ、俺はaikoだと繰り返してきた。
記述している内容自体は狂気であるが、その明瞭かつ冷静な文面からはそれが異常なことであるようには感じられない。
それはまるで上田さんの世界の道理がたまたまこうなっているだけであって、例えば右ハンドルの車と左ハンドルの車が世界には当たり前に存在しているように、aikoが心の中にいる人とそうでない人がいるだけというように感じられる。
というか実際この世界はそうなのだ。aikoが心に在る人とそうでない人。
君の心の中にaikoはいるか。
しかし実際に他人である歌手が、見ず知らずの人の中に存在しうることなどあるのだろうか。
ちなみに上田さんは別の記事によると、aikoと居酒屋で恋愛談義をする夢すら見ている。
そのレベルでaikoの存在が「近い」のだ。
憧れや心の支えとして、アーティストやシンガーが誰かのために存在しうることは疑いの余地はないだろう。
しかし一種の隣人のように、自分の中にそのシンガーが「在る」ためにはどうしたらいいのだろうか。
仮に楽曲が視聴されている回数に比例して、シンガーが人の心に住まうとしよう。
そうした場合おそらく日本人の心の中に一番存在するであろうシンガーは、稲葉浩志とみていいだろう。
デビューから30年、国内で一番CDが売れているシンガーである稲葉浩志は日本中の人々に内在しているのではないか。
全国1億人の稲葉浩志がそこにいる。
かくいう僕もその一人で、兄が聞いていたベスト盤Pleasureの音源で小学生の頃に刷り込みが行われ、その数年後、高校生の頃から自発的にB'zを聞くようになった。
以来15年、ソロ音源やさまざなインタビューを通して稲葉浩志の声や仕草を確認してきた。
ちなみに一番好きな稲葉浩志の言動は「(スタジオが近かったので)俺昨日とかママチャリで来たからね」と嬉々として語る瞬間だ。
あの稲葉浩志ですら自転車で通勤することはテンションが上がってしまう事例なのである。いかに「チャリで来た」という行為が人間を昂ぶらせてしまうかがよくわかる。
B'zパイセント、ガウガウサセテ頂キマシタァァア(「゚Д゚)「ガウガウ マヂデ2人ノオーラ半端ナイッス、、、本当二DREAM FESTIVALアリガトウゴザイマシタァ!!! pic.twitter.com/nIpviAuM1f
— MAN WITH A MISSION (@mwamjapan) November 21, 2015
※昂ぶった稲葉浩志の一例
そんな小市民でありカリスマである稲葉浩志を15年観測してきた。
そのはずなのだが、一向に稲葉浩志が僕の生活の中に現れる様子はない。
なぜだろうか。
近年のソロ楽曲などでははまた違った傾向が見られるが、稲葉浩志は「生き様」を歌うことが多い。
稲葉浩志の作詞曲は何百曲という膨大な数が存在するが、ものすごい要約すると「ダメな俺が君を泣かしてごめんね」という君と僕の関係を歌ったもの、あるいは「いろいろあって生きるの大変だけど、お前らがいるからなんとかやっていけそうだよ」といった人としての生き方をテーマにしたものが多い。
具体的なシチュエーションを想定した楽曲はさほど多くなく、初期の楽曲で豪遊する女に振り回される男を描いたバブリーなシチュエーションが比較的多く見られる程度である。
大まかな舞台設定は見られるもの、aikoの楽曲と比較するとシチュエーションの具体性はそれほど高くない。
そんな中でも、具体的な生活に密接している例として、車の運転に関係するものがいくつかある。
以下に例を挙げる。
何考えてるのあなた 誘拐だわこれは
助手席で怒り狂ってるけどもう かまうもんか
Crazy Rendezvous/B'z
まっ黄色いTシャツ着ちゃって 歌いだしそうな表情さらして
ダンナと仲良く腕組んで道横切ってんのは オマエだろうつっこんじゃうぞ アクセルべったり踏んで
大渋滞のせいじゃないこんなひどい頭痛
Liar! Liar! /B'z
前者は夜のドライブデート中に無理やり予定外のコースを走り回り女を困惑させる曲、後者はいろんなもの嫌気が指していたところに、幸せそうな昔の女を見かけてしまい追突を意識してしまう曲である。
どちらも文面にするとなかなかの狂人ぶりで、作詞した当時の心境が心配になる。
いずれのシチュエーションも反社会性が高く、なかなか稲葉浩志を具体的に生活に反映させることは難しい。
それよりもモテるためにヌンチャクを始めたとか、コンビニに行ってつい豆大福を買ってしまうとか、枝豆が一房に四粒入ってると幸せとか、そうした小出しにされる稲葉浩志の小市民エピソードを参考にした方が稲葉浩志に近づける気がする。
人を身近に感じるには、やはりそれなりに普段の生活に近い物語を観測しなければならないのだ。
そういった意味において、aikoは些細な日常の中に潜む所作に感情を見出し、それらを歌詞に反映させている。
例えば「ストロー」という曲のサビではこう歌われている。
君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
ストロー/aiko
繰り返しのフレーズとメロディで一聴して覚えられる曲だ。
歌詞全体を読んでみると、同棲か、半同棲している恋人との暮らしの中に生まれる様々な感情を表現した内容になっている。
例えば前述した稲葉浩志の枝豆の話も、「枝豆四粒入ってたら 一粒は君におすそ分け」といったようにすると、途端に稲葉浩志のエピソードなのにaikoっぽくなる。
稲葉浩志がaikoっぽくなることで、急に稲葉浩志が身近に感じられるようになる。
「うおっ、すげえ、見て、四粒!四粒!」と喜ぶ姿がありありと目に浮かぶ。
これがaikoメソッドである。
生活の細かい間隙を丁寧に観測すれば、稲葉浩志もaikoもいずれ出会えるかもしれない。
いつの日にかそう思うようになってきた。
そしてその日はやってきた。
とある飲食店でドリンクを頼んだときのこと。
ついにその瞬間が来てしまった。
以下の写真を見てほしい。
赤いストロー。
瞬間、あの声が聞こえてくる。
「君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる」
脳内に流れる、あのフレーズ。
aikoが脳内で、はっきりと歌い始める。
「君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる」
この瞬間、ついに僕は自分の中にaikoを存在させることに成功したのだった。
心が、すっと暖かくなる気がした。
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aikoはこのように、日常の中に突然その存在を露わにする。
今一度、冒頭の上田さんのテキストを読んでほしい。
先程まで何を馬鹿な、と思っていた「私の中にaikoがいる」というフレーズが、急に現実性を帯びて差し迫ってくる。
aikoは存在する。日常の中に、僕らの心の中に。
それでも「aikoが自分の中にいるだって。馬鹿馬鹿しい。そんなのは貴様の妄想である。テキストを通して他人が自分の中に生まれることなどがあろうか」
そう思う方もいるかもしれない。
ならば、その答えもまたaikoから教えてもらうことにしよう。
このフレーズを読む限り、aikoもまた心の中に誰かを存在させているとしか僕は思えないのである。
何度も何度も何度も 読み返そうか
だけどそんなに読んだら あなたは嫌かな
何度も体に入ってきてしまうの…Loveletter/aiko
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【告知】C94三日目 アニクリ9.5号『リズと青い鳥』総特集号に寄稿いたしました。
かの有名な批評誌、アニクリのリズ青特集号に寄稿させていただきました。
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— Nag.@かくしこ"と×3+1 (@Nag_Nay) July 19, 2018
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名称:アニクリ9.5号『リズと青い鳥』総特集号(山田尚子特集号 別冊)
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目次はリンクor画像のとおり。https://t.co/CCsxobbAer#C94 #リズと青い鳥 pic.twitter.com/YEb2yaTrzJ
リズ青についてはずっと何か書こうとしていたのですが、「ウオ~書けないよーーでも書きたいよおーーー」という気持ちだけが日々爆発していたため、無理やり記述していった結果、ガチ考察だらけの当誌の中に完全にふざけきった怪文書を投稿する形になってしまいました。
いやでもわかってくださいよ、リズ青ってあらゆる面でめちゃくちゃ文面にするのが難しいんですよ。
だってあらゆる事象がただそこにあるだけで、鑑賞者が語ろうとしても、それはただ鑑賞者が無理やり鑑賞した事象に対して意味付けしているだけみたいになっちゃうんです。
普通の作品だったら「うんうん、そういう解釈もできるよね」という理解が進むんですが、リズ青については「これは俺がただそう曲解しているだけで、この作品にはそういった意味はなんら込められていなくて、他の鑑賞者だってそんなことは1ミリも思っていないのでは???」みたいな感情に悩まされ続けるんですよ。
それだけ恐ろしい作品でした。
そんな作品に立ち向かった素晴らしいテキストがたくさん収められた本になっているようです。
コミケ3日目日曜日、東“ナ”35a にてどうぞ宜しくお願いします。
最後にリズ青限界オタクツイートの一部をご覧いただけますと幸いです。
リズと青い鳥、端的に言うとこのままこの2人の気持ちを箱に詰めたものを夜な夜な寝室でこっそり眺めたいと言う感情しかなくなった 俺は無力だ
— サカウヱ (@sakasakaykhm) April 21, 2018
向井秀徳「えー、わしは今日、LIVE ZOUNDっちゅう、設備で、映画。リズと青い鳥。これをまあ、見たわけだ。なんちゅうか、女として女が、そこにいる。これをですね、とてつもなく、感じたわけだ。それでポニーテールの女が出てきて、窓を開けて夏だ、って言うんですわ。そんな彼女が透明少女。」
— サカウヱ (@sakasakaykhm) April 30, 2018
リズ青の記事、書こうとすればするほどコレジャナイ!ってなって全然書けない 言語化して表象化すること自体ですでにいろんなものが失われてる感じあってやらないほうがいい気すらしてくる
— サカウヱ (@sakasakaykhm) May 7, 2018
東京百合大学京都アニメーション学部音楽科女の感情コース山田尚子ゼミ 前期課題テーマ「『リズと青い鳥』が百合ではないことを証明せよ」
— サカウヱ (@sakasakaykhm) May 8, 2018
リズ青はなあ、百合とか、レズとか、そういうことじゃないんだ…ただ「好きがそこにある」それだけのお話なんだよ…
— サカウヱ (@sakasakaykhm) May 9, 2018
リズ青を深く理解した向井秀徳「えー、傘木希美、という女がおる。世間では鈍な女と、もっぱらの評判、である。がしかし、終盤、あの台詞を発した彼女っちゅうんは、純粋に、みぞれが聞きたかった言葉を投げかけた、わけである。傘木希美は、そういう女、というわけやな。そんな彼女が、透明少女」
— サカウヱ (@sakasakaykhm) May 16, 2018
リズ青で大切なことに気がついた向井秀徳「えーひとつ、言い忘れていたことがある。本作の舞台は、京都であり、当然、本来であれば登場人物は皆、京の言葉を使って、生きとるわけだ。そこで鎧塚みぞれが京の訛りで、好きと、つぶやく。だとしら、それは素晴らしい、ことですね。はいから狂い」
— サカウヱ (@sakasakaykhm) June 18, 2018
「青い子は不憫」でいい。それでも彼女は生きていて僕たちは生かされている。
世の中「好きなタイプは好きになった人です」と言う人も多いし、
ダーリン・イン・ザ・フランキスが放映されている。
本キャラについては錦織監督もこう述べている。
――イチゴは、とても演技しがいのあるキャラクターに見えますが。錦織:イチゴは僕の趣味が詰まったようなキャラクターなので(笑)
キャラクターに試練を与え、
いや、ある意味では報われない結末が待っていると思う。
残念ながら彼女はライバルの鬼の子に対して、あまりにも凡人過ぎる。
君が好きだってこと以外は この際どうでもいい藍色になった君が好きなんだ君が好きだってこと以外は もう何も考えないことにしよう藍色になって迎えに行くよ藍色好きさ/ indigo la End
俺たちはずっとヤマカンに踊らされてきたし、これからも踊らされたいんだ
俺たちはいつだってヤマカンに踊らされてきた。ギョーカイがど
けれどそんな事より、そもそも俺たちはハルヒとらき☆すたで十分
ハレ晴レユカイも、もってけ!セーラーふくも、
ヤマカンはいつだってオタ
ニコニコ動画で「踊ってみた」タグを古い順に遡ると、
時流や作品の人気の後押しした結果だと思うが、どうして踊ってみ
それもこれもヤマカンの傑出した演出が寄与している。
踊ってみた大規模オフに参加したティーンや大学生も既にいいアラ
これはまさに作中の高校生、砕いて言うならアマチュアが撮影した
ラブライブ!もアイドルマスターも、サビではとにかく大仰な程に
けれどヤマカンはそうしなかった。朝比奈ミクルの冒険がそうであ
だからカメラ視点は固定されている。
その結果としてアマチュアの人間が「踊ってみた」動画を撮ると、
少し広い部屋にカメラ
つまりハレ晴レユカイの踊ってみた動画撮影は、
らき☆すた含め他のヤマカン作品でもこうした凝ったカメラワークは枚挙に暇
アマチュア時代の作品「怨念戦隊ルサンチマン」は、
画面奥から戦いながら出てくる青のヒーローを遮るように、黄色のヒーロー
他のカットでも何を映したいのか明確な意思が見て取れるから、
こうした画面作りは前述したハルヒなどで活かされ、結果としてアニメでキャ
そして「キャラクターを踊らせること」の才覚によって、ヤマカンがアイ
Wake Up,Girls!を話題に挙げる上でキーとなるポイントは「キ
W
そしてこの3つを繋ぐのもまたヤマカンのカメラワ
勾当台公園と光のページェント、どっちも仙台市民はおろか東北在住の人間なら他県でもある程度認知されている場所だ。
キャラクターを敢えて置かず、第1話の冒頭にこのシーンが入る理由は察するにあまりある。
ここも何気ないカットだが、本当だったらもっとキャラクターに寄せたカットでもよい。わざわざアニメにしては遠景にすることで、年末年始の寒々しい仙台の様子を背景を含め、画面全体で印象づけている。
そして今はなくなってしまったが、長年仙台駅前を盛り上げてきた大型ビジョンでI-1 Clubの広告を流し、それに注目する市民を描写し、キャラクターに画面を戻す。
このようにヤマカンのWUGは「ちゃんと彼女たちが仙台にいる」ことを実感させ
他方、あまり細かい点を挙げて不満を述べても生産的ではないのだが、そうしたヤマカンの丁寧な仙台の描写に対比して、新章でど
新章1話、行きの新幹線のシークエンス。
まず仙台駅の描写だが、ヤマカンが駅前のペデストリアンデッキを
仙台駅、特にペデストリアンデッキ側に出たことのある人ならわか
こんな感じに。
もちろんこの画面もヤマカンWUGによるものだ。
次に新幹線のホーム。
仙台駅に長時間停車しているようなので仙台駅始発のやまびこと思
自由席狙いで運賃節約なのだろうか。
車中でも首を傾げたくなる描写がある。下でキャプチャしたシーンの背景にコ
ここだけ鈍行電車並のスピードで流れていくので、その真相はぜひ君の目で確かめてほしい。
あとみなみ食べ過ぎ。
そして下のレイアウトも、3×2のボックス席のスペースに1人座って5人立っているというのは流石に無理があるように感じる。
ななみんとかやたん席の上で立ち膝なのでは。
これらの感想もヤマカンの画面作りによって相対的に違和感を覚えたためであり、おそらく普通に視聴していたらわざわざこんな指摘しなかっただろう。
そもそもこうした記事を書こうと思ったのはヤマカン周辺の騒動ば
本記事で少しでもモヤモヤしているWUGファンの心が収まれば幸
何よりWUGは中の人のパフォーマンスが素晴らしい。僕がWUGに関心を持ったのはMONACAフェスでのパフォーマンスに感動したからに他ならない。
さまざまに才能があるものがバラバラになっていく様子を観測していくだけでは、WUGオタクはみんな流石に去っていくだろう。
前作放映当時、視聴していない人間に限ってあのパンチラアニメだろwwと揶揄していたのを必死に堪えてきてこれまで応援してくたオタクが少なからず存在する。そうした人のことを思うと、現状WUGのおかれている状況にどんな感情を持っているか筆舌に尽くしがたい。
新章はそうしたオタクを魅了してくれる作品になってくれることを心から願っている。
そしてどうか旧作1話のこの台詞が、近いうちに新章で活躍するWUGを表すマイルストーンとして、どこかで輝く日が来ることを願ってやまない。
でもよかったよね。また活動できるんだもん。
*1:そもそも前掲した仙台駅の時計が13時、やまびこだと東京まで2時間かかる。仮に出演した例の番組が六本木の某番組だったとして、16時入りは必至のスケジュールだ。あまりに遅すぎる
【備忘録】光回線のおかげでドコモでドッタンバッタン大騒ぎしました
みなさーん!!2年毎の携帯MNPしてますかー!!
僕は昨日してきました!!ついでに光回線も移行しようとしたんですがおかげで余計な工事は増えるわ変なお金かかるわでハチャメチャな状態です!!
今日は「MNPついでに光回線も移行しようとしたらめちゃくちゃ面倒なことになった」話です!!!
なんかもう!!!こんな!!テンションです!!!
普段のブログではありえないテンションで!!お送りいたします!!!
割ともうこんな感じです。
よつばとはみうらのかーちゃんが好きです。
・事の発端
先日まで携帯はソフトバンクを利用していたのですが、契約2年目終了に伴う更新のお知らせが来ました。
「きっと多分3年目に入るといろいろ割引がなくなって料金上がるよな…」と考えてソフトバンクショップへ。
ちなみに契約状況は
iPhone6/月2G 約2200円(端末代金払済)
ポケットwifi/月7G 約700円
といった感じで、ソフトバンク光の割引が大きく貢献して、モバイル月9G+光回線を10000円程度で利用していました。大手キャリアにしてはだいぶ安いと思います。
そう、光回線とセットにすると携帯料金はお安くなるのです。
そして訪店し店員さんに確認をお願いしました。
「すみません、三年目入ると料金どうなりますか?」
「そうですね…(ポチポチ)…だいたい月6000円上がりますね」
「そうですかろくせんえ…ろくせんえん!!?」
ろ く せ ん え ん!!
末っ子の僕はこういう時驚きの様子を一切隠せません。みくはお魚が苦手なのにゃ。
5000兆円資産で有名なインターネットの皆様に於かれましては月6000円など大した金額ではないと思いますが、最近やっと中流の生活が営めそうになってきた身分の僕にとってこの額は大きすぎます。
というかサービス内容が一切変わってないのに大きく金額が上がるというのは、それまでが安かったからとは言え非常に抵抗感があります。
正直apple careや留守電サービスまで取っ払っていてもう削る所がないのは重々承知しているのですが、一応店員さんにプラン全体見直してもらいました。
「どこか安くなりませんか…?」
「そうですね…通話プランを変えるくらいしか…それでも500円くらいしか下がりませんね…」
「そうですか…わかりました、考えときます…」
こういう時ってショップ店員さんの腕の見せ所だと思うのですが、全く引き止められもせずすんなり退店させていただきました。
さようなら白戸家。二度とペッパー君に挨拶することもなかろう。したことないけど。
さて値上がりは仕方ないにしても、流石に額がでかすぎます。
というわけで隣のドコモショップでMNP前提で料金を聞いてみることに。
ここからが悲劇の始まりでした。
・光の悲しみ
平日の夜、15分ほど待って案内をいただくことに。
新卒2-3年目くらいのフレッシュな感じのお兄さんに案内してもらいました。
「MNP検討してるのですが…」
ソフトバンクでの料金体系を説明し、MNP+光回線の転用で同程度の金額になるようなサービスがあるかを訪ねました。
今や携帯会社はシェアの取り合いの業界ですから、MNPでの転入は願ったり叶ったりなのでしょう、とても熱心に説明してくれた上にいろいろ割引もしてくれました。
結果としてiPhone7を新規購入し(7万円程を一括払い)、月20G+光回線の転用で月額11000円程度に収まる計算を出してくれました。
もともとのソフトバンク料金より若干値上がりしますが、ルーターの持ち運びから解放される点、月使用量が10G程増えているので許容範囲と判断しました。
何も変わらないサービスに6000円払うよりはずっとマシです。1年も放っておけばそれだけでiPhone7が買えてしまいますから。
転出の事務手数料など諸々の費用も発生していますが、ポイントでの還元などでだいたい相殺されているのでここでは割愛します。
翌日再来店し、まずは携帯のMNPから。
仕事柄細々とした契約書を読むことが多いので、長い契約内容の確認もさほど苦ではなくなったことに大人になってしまったな…と少しさみしい気持ちになりつつ滞りなく転出完了。
そして次は光回線の契約です。
改めて書きますが、手持ちの光回線を切り替え(転用)することで、携帯料金の値引きが受けられたりします。
前回ソフトバンク使用時、当時フレッツ光を契約していたものをソフトバンク光に切り替えることで、大幅な値引き対象となりました。
ちなみにその際に特別な工事や大きな手数料などもなく、とても便利なもんだなーと思ったものです。
今回も同様に切り替えをする予定でした。
「もともとフレッツ光だった回線をソフトバンク光にしているので、今度はドコモ光にしたい」旨を前述の店員さんに伝えたところ可能だということで、ならばと思ったのです。
しかし窓口で手続きをしていくとどうも雲行きが怪しい。
前日の説明の時と別の店員さんが対応してくれたのですが
「このままですと工事がかかりそうです…」
「えっかかるんですか?(かからないって聞いたのに…)ちなみにどれくらい…?」
「そうですね…新規扱いで、18000円工事費用がかかります」
「なるほど18 い ち ま ん は っ せ ん え ん」
ドウイウコトデスカ日本人お金大好きネ!!!
多田李衣菜はミントが苦手らしいぜ!!
詳しく聞いていくと、どうやら「一度転用された回線は再転用できない」らしいのです。
どういうことかというと
・フレッツ光→各種キャリア光サービス(僕の場合ソフトバンク光)
これは「転用」扱いで、特に大きな工事もありません。
しかし
・各種キャリア光サービス(今回はソフトバンク光)→各種キャリア光サービス(ドコモ光)
はもともと不可能で、回線の引き直しになるということなのです。
つまり今現在、光回線が入っているにもかかわらず、ソフトバンク光は解約した上で、ドコモ光を工事し直して光ケーブルから導入し直さなければならないということなのです。
こうなるともうハチャメチャです。工事も立ち会わなければならずそれなりの費用も発生してしまいます。全部ご破算にしようにもすでに携帯はMNPしてしまっているので後戻りできません。
あまりこういうことはしたくない性分なのですが、工事の部分は一切説明を受けていない旨を伝え、工事費用はキャッシュバックで相殺してもらうことにしました。
それでも工事立会で休日半日つぶさなければならず、一人暮らしには痛いロスです。
その時の様子がこちらです。
人生で数える程しかない完全にクレーマーになってるやつやってる(助けてくれ
— 信じる心は魔法 (@sakasakaykhm) July 13, 2017
人に対して文句言うという行為自体に自分がストレス受けるタイプなのでよっぽどのことがない限りそういうことしないからめちゃくちゃ精神が疲弊してる
— 信じる心は魔法 (@sakasakaykhm) July 13, 2017
よくよく考えたら携帯キャリア各社が光回線サービス提供し始めたので2015年なので、今年が初めての2年更新のサイクルなんですよね。
そう考えると僕みたいにMNPと合わせてキャリア間での光回線の移動させたいという人間が出てくるのがちょうど今年ということになります。
アラサーも佳境になってきてライフステージが変わってきている友人も多いのですが、ご家庭の通信費を見直す際にはこうした事情が発生する可能性もあることを知っておいていただければ幸いです。
というか2年毎に乗り換えしないと大幅にサービスコスト悪くなる商売って本当どうなんだろう、と今回改めて思いました。
結果としてiPhone7が手元に来ましたので、適当なタイミングでSIMロック解除してMVNOに移行することなると思います。
以上、大手キャリアのMNPも一筋縄ではいかなくなってきているというお話でした。
はーもうおっぱいおっぱい。
笑ゥせぇるすまんでバブル末期の日本を感じてみる
笑ゥせぇるすまんNEWが放送中ですが、Amazonプライムビデオほかで初代笑ゥせぇるすまん(89-93年版)が配信されています。
放送当時、すごい怖くてすごい好きでした。
いや今見ても怖いけど。
当時3才とかだったので、喪黒福造が迫りくるOPが本気でこわかったんですけど、それでも毎回ガン泣きしながら何故か観てました。
あれから幾星霜、作中の登場人物のように都心の電車に毎日乗って労働しているようになるとは、幼児の時分には露にも思いませんでした。
それにしても働くようになってから見てる本作は味わいが違います。
何より現代との労働感の違いを端々に感じ、ああバブルとはこういうものだったのかと驚きを禁じ得ないわけです。
こんな風に…
「仕事が無いならさっさと帰り給えよ。…全く、無駄な残業手当が増えて困っとるんだから」(ともだち屋)
定時後にぐずぐずしているサラリーマンに対しての上司のセリフ。
なんてすばらしい上司でしょう。
ちなみにこの会社、定時5時でこの帰宅ぶりです。
パソコンが1台もないのもまた時代を感じます。
お次です。
「毎日空手の特訓をしてください」という喪黒に対して。
「残業だって週に2日はあるし…」(空手道)
週2日だそうです、残業。そしてこの会社も定時5時です。
つまり週3回はこの人5時で退社してます。
今日び中学生でも下校してるか怪しい時間です。
ちなみにこの回には若かりし頃の大塚明夫がオカマのチンピラ役で出演しているので是非チェックしてください。
続きます。
「あのねえ、勤務時間終わったらさっさと帰ってくださいよ」(家の灯)
警備員にすら退勤時間を注意される時代のようです。
そして就職観もだいぶ異なるようです。
「僕は東大を出て大蔵省に入り、銀行に天下ってやがては頭取になるのが夢なんです!」(キッス占い)
素直すぎて意識高い系より好感が持てます。
極めつけがこのセリフです。
リゾート販売の契約がとれないサラリーマンに対して
「今は金余りの時代なんだぞ!」(ナマケモノ)
めっちゃ言ってみてえ…金余ってるって言ってみてえよ…
あとは合コンが海外リゾート旅行だったり、やたらゴルフと麻雀ネタが多いのも時代を感じます。
現在放送中のNEWでは過去作品のリメイク回もあるのですが、こうして見ると今の時代にはミスマッチになってしまったストーリーも多いのですが、それでも現代に通じるテーマは健在のように感じます。
最後にステキ喪黒福造ショットでお別れです。
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グラビアじゃん pic.twitter.com/i9HbanThnq
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