1k≒innocence

散文だったり、アニメ分析だったり。日常が切り取られていく姿は夏のよう。

【告知】C94三日目 アニクリ9.5号『リズと青い鳥』総特集号に寄稿いたしました。

かの有名な批評誌、アニクリのリズ青特集号に寄稿させていただきました。

 

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リズ青についてはずっと何か書こうとしていたのですが、「ウオ~書けないよーーでも書きたいよおーーー」という気持ちだけが日々爆発していたため、無理やり記述していった結果、ガチ考察だらけの当誌の中に完全にふざけきった怪文書を投稿する形になってしまいました。

 

いやでもわかってくださいよ、リズ青ってあらゆる面でめちゃくちゃ文面にするのが難しいんですよ。

だってあらゆる事象がただそこにあるだけで、鑑賞者が語ろうとしても、それはただ鑑賞者が無理やり鑑賞した事象に対して意味付けしているだけみたいになっちゃうんです。

普通の作品だったら「うんうん、そういう解釈もできるよね」という理解が進むんですが、リズ青については「これは俺がただそう曲解しているだけで、この作品にはそういった意味はなんら込められていなくて、他の鑑賞者だってそんなことは1ミリも思っていないのでは???」みたいな感情に悩まされ続けるんですよ。

それだけ恐ろしい作品でした。

 

そんな作品に立ち向かった素晴らしいテキストがたくさん収められた本になっているようです。

 

コミケ3日目日曜日、東“ナ”35a にてどうぞ宜しくお願いします。

 

最後にリズ青限界オタクツイートの一部をご覧いただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「青い子は不憫」でいい。それでも彼女は生きていて僕たちは生かされている。

世の中「好きなタイプは好きになった人です」と言う人も多いし、個人的にはこの意見に賛成だ。

 
例えばあなたの好きなタイプが「5000兆円くれる人」だとしよう。
様々な公権力によって政府機関から謎の人物が派遣され「はい、私があなたに5000兆円あげられる人です」と名乗りを上げられたとして、ハイ大好き!となるだろうか。*1
 
逆にそんなに好みじゃない人であっても、紆余曲折を経て好きになるということもあるだろう。
これだから人生はままならない。

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代表的な青い子の様子。無条件にかわいい。
ことオタクはそうした好き嫌いに敏感である。
東で「お前らこういうのが好きなんだろ」とあけすけにコンテンツを提供されると「オタクなめんな」と石を投げ、西でコンテンツとなんのコラボもしていない飲食店を聖地と見るや、大挙して押し寄せ金を落としていく。
オタクの「好き」という感情は、まことアンコントローラブルである。
 
しかしながら「青い子文化圏」に属する青い子愛好者たちの事情は少し異なる。
青い子とはインターネットで主に用いられる「不憫な結末を迎えがちなヒロイン」を指す言葉である。
 
我々は「青い子いねがー!」と日々インターネットなまはげとして青い子探しに奔走している*2のだが、同胞からの「こいつ髪が青いぞ!」の一言で世紀末の野盗のごとき怒涛の勢いでそのキャラクターに群がる。

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一般的な青い子なまはげの様子(D.C.2018)
「やったぞ!ショートカットだ!」
「しかも主人公と幼馴染だ!こいつはイケるぜ!」
「おいよく見ろ、メインヒロインは戸松遥だ!こいつは大物だぞ!
(戸松遥がメインヒロインを担当すると不幸になる子がよく出てきます)
 

 

めいめいにその青い子を讃える雄叫びをあげる我々だが、その思いは常にひとつである。
「この子はどんな不憫な目に遭うんだ!」
 

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なまはげに怯える青い子。大丈夫私たちは君たちに優しい。

かの竜騎士07もこのように述べている*3

 

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著名な人物による青い子論。大変貴重な発言である。
 
 

 

 
悲しいかな、我々は与えられた青い子に対してあまりにも理性がなさすぎる。
ここは宇宙の果ての砂漠だ。青い子ならなんでも飲み込んでしまう。
運営:「お前らこういう青い子が好きなんだろ?オラッ、オラッ」
オタク:「んんんん大好きでしゅううう」
こうした応酬を我々は望んでやってしまうのだ。
我儘が過ぎるこのご時世、まこと扱いやすいタイプのオタクと言える。
 
ここまで読んで「なんだ、結局こいつらはキャラクターが不憫な目に遭うのが見たいだけではないか。悪趣味な連中め、デビルマン牧村美樹を想え」と思われるかもしれない。
 
ある一面ではそう捉えられても仕方ないかもしれない。
しかしそれは青い子文化圏の本質ではない。あとデビルマンcrybabyは観とけ。

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デビルマンcyrbabyを視聴した伊吹マヤ「もう見れません…!」
確かに青い子、換言して―個人的に好きな言葉でないが―負けヒロインは不憫な目に遭う。
 
だいだい叶わぬ恋をしていたり、場合によっては死ぬ。
さらにひどくなると葬式を挙げられ肉体すら残らない。最悪、助六寿司にされる。

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ほむら、巴、まどか、杏、助六の図(絶対に許さない)

 

しかしその非業の結末に至るには一定の過程を要する。
寿司ネタだって一晩寝かすものだ。
 
叶わぬ恋をするには恋に真剣でなければならない。
そしてその想いが強ければ強いほど、あらかじめ決められた結末で視聴者に与えるカタルシスは増加する。
つまり青い子とは生きることに誰よりも一生懸命な子のことなのだ。
 
青い子が不憫であること、それはそのキャラクターが物語の中で真っ当に、本気で生きてきたことの証に他ならない。

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Majiで玉砕5秒前

美樹さやかだって、谷川柑菜だって、最後まで自分の気持ちを信じた。

信じて、その先が自分にはハッピーな道ではないけれど駆け抜けた。

 

青い子の生き様に「負けたwww」と草を生やすのは容易なことだ。

しかしだ、我々は彼女らほど真剣に人生を生きているだろうか。
 

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これは箸休めのパンダです

ダーリン・イン・ザ・フランキスが放映されている。

当該作品にはコード015、通称イチゴという非常に高いポテンシャルを持つ青い子が登場している。
 

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青い子なまはげ歓喜のシーン。この日の日経平均株価は3万円を超えた

本キャラについては錦織監督もこう述べている。

 
――イチゴは、とても演技しがいのあるキャラクターに見えますが。錦織:イチゴは僕の趣味が詰まったようなキャラクターなので(笑)
 
 
かつてここまで制作側の人間が「青い子を出します」と明言したことがあっただろうか*4
 
この錦織監督の発言には2つの意味が込められている。
「物語の先に私たちはこの子を不憫にする」という残酷すぎる宣言。
 
そして「それでもこの子は一生懸命最後まで生ききる」という眩しすぎる保証である。
 
 
 
なんだ、結局アニメの世界にまた不憫な青い子が生まれるのか。
そう思うのはまだ早い。
 
我々はTHE IDOLM@STERというエポックを忘れてはいない。
本作は前述した錦織監督の監督デビュー作である。
本作もまた、キャラクターがさまざまな困難に立ち向かっていく物語だった。
弱小プロダクション所属の素人同然のアイドルたち。
錦織監督の下アニメ化され、結果どうだったか。
 
星井美希は誤解とすれ違いの中成長した。
如月千早は変えられない過去を乗り越え、その歌声を取り戻した。
天海春香は離れてしまった仲間を、自身も不安と焦燥の中つなぎとめた。
 
そして本作が現在まで続くアニマスシリーズ隆盛の起点となったことは言うに及ばない。

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劇場版も見てね


キャラクターに試練を与え、そしてキャラクターが懸命にそれを乗り越えていく姿をかくも美しく描く。

錦織監督とはそういう人だと、私は信じている。
 
 
だからイチゴが青い子だから報われない、そう思うのはまだ早いのではないか。
 

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最後にはきっと笑ってくれるさ

いや、ある意味では報われない結末が待っていると思う。

残念ながら彼女はライバルの鬼の子に対して、あまりにも凡人過ぎる。

 

それでも、一生懸命生きて、彼女なりに納得した結末を迎えさせてくれる。
錦織監督ならきっとそういうキャラクターに仕立て上げてくれる、そう信じずにはいられないのである。
 
 
そして彼女らが不憫に向かって全力で走っていく姿を見る度に、我々青い子文化圏の人間は「生きねば!」と、自らの人生への気持ちを正すわけです。
 
青い子に生かされる人生も、そんなに悪くないんです。
 
 
君が好きだってこと以外は この際どうでもいい
藍色になった君が好きなんだ 
 
君が好きだってこと以外は もう何も考えないことにしよう
藍色になって迎えに行くよ
 
藍色好きさ/ indigo la End
 
 

*1:こういうことを書くと私は好きになるぞ!と名乗り出てくる人が必ず出てくるのがインターネットだが、そういうところだぞ

*2:特にTrigger、A-1、JC staffあたりは要注意である。ここから出てくる作品群は致命傷になりかねない

*3:多分本気じゃない

*4:余談だが、錦織監督は長井監督とあの夏で待ってる本編最終話の演出に参加している。

俺たちはずっとヤマカンに踊らされてきたし、これからも踊らされたいんだ

俺たちはいつだってヤマカンに踊らされてきた。ギョーカイがどうとか、フラクタルがどうとか、801ちゃんがどうとか。

 

けれどそんな事より、そもそも俺たちはハルヒらき☆すたで十分踊らされてきた。

ハレ晴レユカイも、もってけ!セーラーふくも、あのダンスシーンはヤマカンの仕事だ。

ヤマカンはいつだってオタクたちの身も心も踊らせてきたんだ。

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ニコニコ動画で「踊ってみた」タグを古い順に遡ると、2ページ目からハレ晴レユカイの大規模踊ってみたオフの動画が相当数出てくる。参加した、撮った、そこまではしなくとも振りは覚えた、当時のオタクにとっていろいろある曲だと思う。

 

時流や作品の人気の後押しした結果だと思うが、どうして踊ってみたの隆盛は「ハルヒ」だったのか。キングゲイナーじゃなかったのか。コナンのパラパラじゃダメなのか。

それもこれもヤマカンの傑出した演出が寄与している。特にカメラワークの点で。

 

踊ってみた大規模オフに参加したティーンや大学生も既にいいアラサーなっていると思うが、本作の「サビで正面から固定したカメラで踊るハルヒたち」の画面は記憶に残っていることと思う。

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これはまさに作中の高校生、砕いて言うならアマチュアが撮影した画面作りだ。

 

ラブライブ!アイドルマスターも、サビではとにかく大仰な程にカメラを回す。普通アニメの演出としてそうするだろう。時代的に技術力の違いはあれど、当時の京アニでできないことではなかったと思う。

けれどヤマカンはそうしなかった。朝比奈ミクルの冒険がそうであるように(これなんてヤマカンの映像制作の真髄だと思う)、ハレ晴レユカイはハルヒたちが自分たちで企画して自分たちで撮影したのだ

だからカメラ視点は固定されている。

 

その結果としてアマチュアの人間が「踊ってみた」動画を撮ると、それだけで自然とハルヒと同じ画面になる。

少し広い部屋にカメラをひとつ置き、その前で5人が横並びになって踊るだけでハルヒなるということ。

つまりハレ晴レユカイの踊ってみた動画撮影は、その撮影自体がハルヒたちの撮影行為の追体験であったと言える。

 

らき☆すた含め他のヤマカン作品でもこうした凝ったカメラワークは枚挙に暇がないが、やはり本人がアマチュア時代に特撮映像を製作していたことが多分に活かされている結果だろう。

 

マチュア時代の作品「怨念戦隊ルサンチマン」は、演技やら設定やらの手弁当具合に比べてカメラワークが丁寧だ。特に下の戦闘シーン。

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画面奥から戦いながら出てくる青のヒーローを遮るように、黄色のヒーローが左から飛び出してくる。視聴者は奥のヒーローに注目しているから、印象として臨場感が大きくなる。

他のカットでも何を映したいのか明確な意思が見て取れるから、出演者がプロのスタントじゃないのに何故か飽きない。アマチュア時代の時点でヤマカンは相当自分の仕事を勉強したととれる。

 

こうした画面作りは前述したハルヒなどで活かされ、結果としてアニメでキャラクターが本格的に踊る(≒人がコピーできる振り付け)ことをブームにのしあげた。

 

そして「キャラクターを踊らせること」の才覚によって、ヤマカンがアイドルアニメの製作へと進展することは自明だったのではないか。

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Wake Up,Girls!を話題に挙げる上でキーとなるポイントは「キャラクターと中の人のリンク」、そして「作中の仙台と現実の仙台のリンク」だ。

 

WUGはアニメ、パフォーマンス、そして仙台の相互関係によって成り立っている。

そしてこの3つを繋ぐのもまたヤマカンのカメラワークだ。

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勾当台公園光のページェント、どっちも仙台市民はおろか東北在住の人間なら他県でもある程度認知されている場所だ。

特に光のページェントも、仙台市復興のシンボルのひとつだ。

キャラクターを敢えて置かず、第1話の冒頭にこのシーンが入る理由は察するにあまりある。

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ここも何気ないカットだが、本当だったらもっとキャラクターに寄せたカットでもよい。わざわざアニメにしては遠景にすることで、年末年始の寒々しい仙台の様子を背景を含め、画面全体で印象づけている。

 

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そして今はなくなってしまったが、長年仙台駅前を盛り上げてきた大型ビジョンでI-1 Clubの広告を流し、それに注目する市民を描写し、キャラクターに画面を戻す。

このようにヤマカンのWUGは「ちゃんと彼女たちが仙台にいる」ことを実感させるつくりになっている。そしてそれは現実的なカメラの置き方、画面の切り取り方に裏付けされたものに他ならない。

 

他方、あまり細かい点を挙げて不満を述べても生産的ではないのだが、そうしたヤマカンの丁寧な仙台の描写に対比して、新章でどうしても納得できない点があった。

新章1話、行きの新幹線のシークエンス。

まず仙台駅の描写だが、ヤマカンが駅前のペデストリアンデッキ効果的に使用していたのに対し、駅舎の一部を切り取っただけのカットで収めてしまったのは個人的に残念だった。

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仙台駅、特にペデストリアンデッキ側に出たことのある人ならわかると思うが、仙台駅は新幹線の乗り入れのためにかなり縦長で大きい。仙台が東北の中核を担う都市である象徴として、この仙台駅は大きく見せて欲しかった。

こんな感じに。

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もちろんこの画面もヤマカンWUGによるものだ。

次に新幹線のホーム。

仙台駅に長時間停車しているようなので仙台駅始発のやまびこと思われるが、東京に直行するのに停車駅の多いやまびこを選択する理由がよくわからない。

自由席狙いで運賃節約なのだろうか。だとしたらここだけ妙に設定が細かい*1

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車中でも首を傾げたくなる描写がある。下でキャプチャしたシーンの背景にコクリート柱が見える。

ここだけ鈍行電車並のスピードで流れていくので、その真相はぜひ君の目で確かめてほしい。

あとみなみ食べ過ぎ。

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そして下のレイアウトも、3×2のボックス席のスペースに1人座って5人立っているというのは流石に無理があるように感じる。

ななみんとかやたん席の上で立ち膝なのでは。

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これらの感想もヤマカンの画面作りによって相対的に違和感を覚えたためであり、おそらく普通に視聴していたらわざわざこんな指摘しなかっただろう。

 

そもそもこうした記事を書こうと思ったのはヤマカン周辺の騒動ばかり取り沙汰されて作品クオリティに言及されることが少ないこと、残念ながらヤマカン製作のWUGと比較して個人的に新章にはクオリティ面でよい印象がなかったからだ。

本記事で少しでもモヤモヤしているWUGファンの心が収まれば幸いだし、新章がダメ、ではなくヤマカンのこんなところがすごい、という視点でWUGを見直してくれる人が増えてほしい。

 

何よりWUGは中の人のパフォーマンスが素晴らしい。僕がWUGに関心を持ったのはMONACAフェスでのパフォーマンスに感動したからに他ならない。

さまざまに才能があるものがバラバラになっていく様子を観測していくだけでは、WUGオタクはみんな流石に去っていくだろう。

前作放映当時、視聴していない人間に限ってあのパンチラアニメだろwwと揶揄していたのを必死に堪えてきてこれまで応援してくたオタクが少なからず存在する。そうした人のことを思うと、現状WUGのおかれている状況にどんな感情を持っているか筆舌に尽くしがたい。

新章はそうしたオタクを魅了してくれる作品になってくれることを心から願っている。

 

そしてどうか旧作1話のこの台詞が、近いうちに新章で活躍するWUGを表すマイルストーンとして、どこかで輝く日が来ることを願ってやまない。

 

でもよかったよね。また活動できるんだもん。

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Beyond the Bottom

Beyond the Bottom

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

*1:そもそも前掲した仙台駅の時計が13時、やまびこだと東京まで2時間かかる。仮に出演した例の番組が六本木の某番組だったとして、16時入りは必至のスケジュールだ。あまりに遅すぎる

【備忘録】光回線のおかげでドコモでドッタンバッタン大騒ぎしました

みなさーん!!2年毎の携帯MNPしてますかー!!

僕は昨日してきました!!ついでに光回線も移行しようとしたんですがおかげで余計な工事は増えるわ変なお金かかるわでハチャメチャな状態です!!

 

今日はMNPついでに光回線も移行しようとしたらめちゃくちゃ面倒なことになった」話です!!!

なんかもう!!!こんな!!テンションです!!!

普段のブログではありえないテンションで!!お送りいたします!!!

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割ともうこんな感じです。

よつばとはみうらのかーちゃんが好きです。

 

・事の発端

先日まで携帯はソフトバンクを利用していたのですが、契約2年目終了に伴う更新のお知らせが来ました。

「きっと多分3年目に入るといろいろ割引がなくなって料金上がるよな…」と考えてソフトバンクショップへ。

ちなみに契約状況は

 

iPhone6/月2G 約2200円(端末代金払済)

ポケットwifi/月7G 約700円

ソフトバンク光/約6600円(2年前にフレッツ光から転用)

 

といった感じで、ソフトバンク光の割引が大きく貢献して、モバイル月9G+光回線を10000円程度で利用していました。大手キャリアにしてはだいぶ安いと思います。

そう、光回線とセットにすると携帯料金はお安くなるのです。

 

そして訪店し店員さんに確認をお願いしました。

「すみません、三年目入ると料金どうなりますか?」

「そうですね…(ポチポチ)…だいたい月6000円上がりますね

「そうですかろくせんえ…ろくせんえん!!?」

 

ろ く せ ん え ん!!

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末っ子の僕はこういう時驚きの様子を一切隠せません。みくはお魚が苦手なのにゃ。

 

5000兆円資産で有名なインターネットの皆様に於かれましては月6000円など大した金額ではないと思いますが、最近やっと中流の生活が営めそうになってきた身分の僕にとってこの額は大きすぎます。

というかサービス内容が一切変わってないのに大きく金額が上がるというのは、それまでが安かったからとは言え非常に抵抗感があります。

 

正直apple careや留守電サービスまで取っ払っていてもう削る所がないのは重々承知しているのですが、一応店員さんにプラン全体見直してもらいました。

 

「どこか安くなりませんか…?」

「そうですね…通話プランを変えるくらいしか…それでも500円くらいしか下がりませんね…」

「そうですか…わかりました、考えときます…」

 

こういう時ってショップ店員さんの腕の見せ所だと思うのですが、全く引き止められもせずすんなり退店させていただきました。

さようなら白戸家。二度とペッパー君に挨拶することもなかろう。したことないけど。

 

さて値上がりは仕方ないにしても、流石に額がでかすぎます。

というわけで隣のドコモショップMNP前提で料金を聞いてみることに。

ここからが悲劇の始まりでした。

・光の悲しみ

平日の夜、15分ほど待って案内をいただくことに。

新卒2-3年目くらいのフレッシュな感じのお兄さんに案内してもらいました。

MNP検討してるのですが…」

ソフトバンクでの料金体系を説明し、MNP+光回線の転用で同程度の金額になるようなサービスがあるかを訪ねました。

今や携帯会社はシェアの取り合いの業界ですから、MNPでの転入は願ったり叶ったりなのでしょう、とても熱心に説明してくれた上にいろいろ割引もしてくれました。

 

結果としてiPhone7を新規購入し(7万円程を一括払い)、月20G+光回線の転用で月額11000円程度に収まる計算を出してくれました。

もともとのソフトバンク料金より若干値上がりしますが、ルーターの持ち運びから解放される点、月使用量が10G程増えているので許容範囲と判断しました。

何も変わらないサービスに6000円払うよりはずっとマシです。1年も放っておけばそれだけでiPhone7が買えてしまいますから。

転出の事務手数料など諸々の費用も発生していますが、ポイントでの還元などでだいたい相殺されているのでここでは割愛します。

 

翌日再来店し、まずは携帯のMNPから。

仕事柄細々とした契約書を読むことが多いので、長い契約内容の確認もさほど苦ではなくなったことに大人になってしまったな…と少しさみしい気持ちになりつつ滞りなく転出完了。

そして次は光回線の契約です。

 

改めて書きますが、手持ちの光回線を切り替え(転用)することで、携帯料金の値引きが受けられたりします。

www.softbank.jp

前回ソフトバンク使用時、当時フレッツ光を契約していたものをソフトバンク光に切り替えることで、大幅な値引き対象となりました。

ちなみにその際に特別な工事や大きな手数料などもなく、とても便利なもんだなーと思ったものです。

今回も同様に切り替えをする予定でした。

「もともとフレッツ光だった回線をソフトバンク光にしているので、今度はドコモ光にしたい」旨を前述の店員さんに伝えたところ可能だということで、ならばと思ったのです。

 

しかし窓口で手続きをしていくとどうも雲行きが怪しい。

前日の説明の時と別の店員さんが対応してくれたのですが

 

「このままですと工事がかかりそうです…」

「えっかかるんですか?(かからないって聞いたのに…)ちなみにどれくらい…?」

「そうですね…新規扱いで、18000円工事費用がかかります

「なるほど18 い ち ま ん は っ せ ん え ん

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ドウイウコトデスカ日本人お金大好きネ!!!

多田李衣菜はミントが苦手らしいぜ!!

 

詳しく聞いていくと、どうやら「一度転用された回線は再転用できない」らしいのです。

どういうことかというと

 

フレッツ光→各種キャリア光サービス(僕の場合ソフトバンク光)

これは「転用」扱いで、特に大きな工事もありません。

しかし

各種キャリア光サービス(今回はソフトバンク光)→各種キャリア光サービス(ドコモ光)

はもともと不可能で、回線の引き直しになるということなのです。

つまり今現在、光回線が入っているにもかかわらず、ソフトバンク光は解約した上で、ドコモ光を工事し直して光ケーブルから導入し直さなければならないということなのです。

 

こうなるともうハチャメチャです。工事も立ち会わなければならずそれなりの費用も発生してしまいます。全部ご破算にしようにもすでに携帯はMNPしてしまっているので後戻りできません。

あまりこういうことはしたくない性分なのですが、工事の部分は一切説明を受けていない旨を伝え、工事費用はキャッシュバックで相殺してもらうことにしました。

それでも工事立会で休日半日つぶさなければならず、一人暮らしには痛いロスです。

その時の様子がこちらです。

 

 

よくよく考えたら携帯キャリア各社が光回線サービス提供し始めたので2015年なので、今年が初めての2年更新のサイクルなんですよね。

そう考えると僕みたいにMNPと合わせてキャリア間での光回線の移動させたいという人間が出てくるのがちょうど今年ということになります。

 

アラサーも佳境になってきてライフステージが変わってきている友人も多いのですが、ご家庭の通信費を見直す際にはこうした事情が発生する可能性もあることを知っておいていただければ幸いです。

 

というか2年毎に乗り換えしないと大幅にサービスコスト悪くなる商売って本当どうなんだろう、と今回改めて思いました。

結果としてiPhone7が手元に来ましたので、適当なタイミングでSIMロック解除してMVNOに移行することなると思います。

 

以上、大手キャリアのMNPも一筋縄ではいかなくなってきているというお話でした。

はーもうおっぱいおっぱい。

 

アニマルハット 白犬

アニマルハット 白犬

 

 

 

笑ゥせぇるすまんでバブル末期の日本を感じてみる

 

笑ゥせぇるすまんNEWが放送中ですが、Amazonプライムビデオほかで初代笑ゥせぇるすまん(89-93年版)が配信されています。

放送当時、すごい怖くてすごい好きでした。

いや今見ても怖いけど。

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当時3才とかだったので、喪黒福造が迫りくるOPが本気でこわかったんですけど、それでも毎回ガン泣きしながら何故か観てました。
あれから幾星霜、作中の登場人物のように都心の電車に毎日乗って労働しているようになるとは、幼児の時分には露にも思いませんでした。

それにしても働くようになってから見てる本作は味わいが違います。
何より現代との労働感の違いを端々に感じ、ああバブルとはこういうものだったのかと驚きを禁じ得ないわけです。

こんな風に…


「仕事が無いならさっさと帰り給えよ。…全く、無駄な残業手当が増えて困っとるんだから」(ともだち屋)

定時後にぐずぐずしているサラリーマンに対しての上司のセリフ。

なんてすばらしい上司でしょう。

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ちなみにこの会社、定時5時でこの帰宅ぶりです。

パソコンが1台もないのもまた時代を感じます。

 

お次です。

「毎日空手の特訓をしてください」という喪黒に対して。

 

 

「残業だって週に2日はあるし…」(空手道)f:id:sakasakaykhm:20170610212203p:plain

 

週2日だそうです、残業。そしてこの会社も定時5時です。

つまり週3回はこの人5時で退社してます。

今日び中学生でも下校してるか怪しい時間です。

ちなみにこの回には若かりし頃の大塚明夫がオカマのチンピラ役で出演しているので是非チェックしてください。

 

 続きます。

「あのねえ、勤務時間終わったらさっさと帰ってくださいよ」(家の灯)

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警備員にすら退勤時間を注意される時代のようです。

 

そして就職観もだいぶ異なるようです。
「僕は東大を出て大蔵省に入り、銀行に天下ってやがては頭取になるのが夢なんです!」(キッス占い)

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素直すぎて意識高い系より好感が持てます。


極めつけがこのセリフです。
リゾート販売の契約がとれないサラリーマンに対して

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「今は金余りの時代なんだぞ!」(ナマケモノ)

 

めっちゃ言ってみてえ…金余ってるって言ってみてえよ…


あとは合コンが海外リゾート旅行だったり、やたらゴルフと麻雀ネタが多いのも時代を感じます。

 

現在放送中のNEWでは過去作品のリメイク回もあるのですが、こうして見ると今の時代にはミスマッチになってしまったストーリーも多いのですが、それでも現代に通じるテーマは健在のように感じます。

 

最後にステキ喪黒福造ショットでお別れです。

 

 

 

 

 

 

笑ゥせぇるすまん (1) (中公文庫―コミック版)

笑ゥせぇるすまん (1) (中公文庫―コミック版)

 

 

推しがいなくていい。欅坂46そのものを推せ。

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www.youtube.com

 

人生で初めてアイドルというものに心から感動しています。

欅坂46という集団がすごくて、エモくて、もうどうしたらいいんでしょうか。


・「欅坂46という集団」であることの意識

まずは衣装を見てください。

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無個性、というよりは少個性といった方がいいでしょうか。多少の差異は年齢などで設定されているものの、一見した程度ではほとんど違いがありません。
露出も極めて少ないシンボリックな衣装は、つとめて彼女たちを欅坂の一部たらしめる軍服のような様相を呈しています。

 

またマスゲーム的な振り付けは、MVというよりも舞台のパフォーマンスに近く、特定のメンバーのアップシーンすら逆光演出でほとんど見えません。

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個人の魅力を並べる形ではなく、集団性こそが欅坂46の魅力の基本です。

つまり飽くまで欅坂46の入り口は個々人の魅力ではなく、その集団性にあるのです。


・都市性と少女性

この手の制服女子のダンスパフォーマンスと言えばフジファブリックの銀河といった先行した作品が思い浮かびます。

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日常に潜むストレンジのモチーフとして、女学生の存在感がいかんなく画面に表れた名作です。

 

一方で欅坂46のMVは都市の記号性、特に湾岸地域との親和性を意識しています。

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文化性を排除し、機能性に特化した開発の結果である湾岸地域の風景は、前述した無個性的な衣装と通ずるものがあります。

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またサイレントマジョリティーのMVでは渋谷駅周辺の工事現場を使用することで、本来渋谷周辺の土地に内包される大衆文化性から明確に欅坂46の存在を分離することに成功しています。

「渋谷の裏にはこんな顔がある」、といった感じでしょうか。

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それでいてかつ、工事現場という未完成の象徴の場を用いることで欅坂46、ひいては少女性自体の不完全さも強調しているわけです。

そしてコウモリが棲みつくような渋谷川にアイドルを足から浸からせる違和感は、一種のシュールレアリズムにも通ずるものがあります。

 

サイレントマジョリティー

 

・無機質×無機質×無機質…そこから見えてくる輝き

露出の少ない軍服のような衣装、無機質な湾岸都市の風景、美しさとはかけ離れた大都市のの陰日向のじっとり感…。
それらの結果として、各メンバーの持つ個性が相対的に輝くわけです。

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集団性×都市性の無機質の乗算の中から、メンバーの個性がじわり、きらりと光り出す。


それが欅坂46の魅力の第二段階です。

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そして己にかけられた武装に誇りを持ってパフォーマンスを作り上げるメンバーのひたむきさに気づく頃には、彼女たちから目が離せなくなっているのです。

 

「推しがいないとアイドルは応援できないんじゃないの?」

そんなステレオタイプから抜け出す機会を、欅坂46は僕に見つけせてくれました。

 

愛を拒否しないで
二人セゾン/欅坂46

 

二人セゾン(TYPE-B)(DVD付)

クソアニメに当たりたくなかったら、記録をとりなさい。

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※全国1000万人のアニメ視聴者の様子

 

この記事は「どんなアニメも糧になる」の人向けではなく、「時間が許すならいろいろアニメ見たいけど、そんなに余裕もないのでなるべく自分の好きな作品に巡り会いたい」というタイプの人に向けて送る記事です。


そして好きでもない「クソアニメ」という単語を、センセーショナリズムのためにタイトルに用いてしまった点をお詫びします。
クソアニメという単語が使われる瞬間というのは、単に自分が作品を楽しめなかった責任を作品側に押し付けている場合がほとんどですので、もしそのような単語を使ってしまいそうな時は自分の品性を省みる瞬間かもしれません。(本当に制作側に責を感じているならば、そんな単語使わずとも詳細に理由を語れるはずです)


アニメ視聴という習慣がついて10年ほどになります。
地元は地上波過疎地域ということもあり、大学で関東に出てきて初めてアニメをちゃんと見るようになりました。
田舎者なので「深夜にアニメやってる」のはただただ衝撃だったのです。


記憶が正しければ、初めて見た深夜アニメはtvkで放送してたさよなら絶望先生1期でした。
それから10年、今では女児アニメにまでその活動範囲を広げてアニメ視聴するようになりました。

 

でまあ、言い方は悪いけど視聴し終わって振り返ると「これは見なくてもよかったな…」という作品も多いんですよね。
それは作品のクオリティと関係なく、単に合う/合わないというのがほとんどなのですが。

 

もちろんリアルタイムで作品を追いかけると、予期してなかった急展開(それは突然の神作画とか無理矢理過ぎる結末とか)に出会うこともアニメ視聴の醍醐味のひとつですが、正直そればかり楽しみにするには時間がかかりすぎます。
1作品1クール12話なら約6時間、これが10も20もあったら結構いい時間になります。

 

しかも10年もいろんな作品を見ていると「あ、この作品の感じ昔見た○○っぽいな」と感じることもあり、別にそれ自体が悪いことじゃないんですが、やはり見る側としてはもっと新しい面白さを見つけたいわけです。

 

というわけで漫然と視聴しがちだった昨今のスタイルを見直すことにしました。

 

・まずは視聴ログを取る
感想とかではなく、とにかく「見た」という記録を取ることにしました。
これにはAnimetickというサービスがとても便利でした。

Animetick / アニメティック - アニメ視聴管理サービス

twitterアカウントでログインし、自分の視聴地域をchannelから設定。
その後はクール毎に視聴予定のアニメを設定すると、放送日以降に視聴を確認するボタンが話数毎に出てくるというものです。
このサービスのいいところは全部クリックで完結するところで、コメント機能とかもないシンプルさが便利であると感じています。

過去の作品も遡ってチェックができるので、とりあえず2年分くらいのチェックを入れてみることにしました。
するとかなり容易に、今まで自分で気がつかなかった事実が見えてきました。

 

・好みがよりはっきりしてくる
僕の場合、以下のような気づきがありました。
1クール10-15作品程度視聴している。多くて18-19作品くらい。
15作品とするならば、90時間前後/クール、アニメ視聴に費やしている。
・冒頭に書いた「これは見なくても良かったな…」という作品が、毎クール3-4作品、時間ベースで20時間前後分くらい発生している。
・逆に「これは良かった!」という作品がだいたい3作前後は発生している。

 

そして時系列的に視聴ログを辿ると、「あ、この監督の作品は合わないんだな…」とか、「ここの会社のやつは好きな作品多いみたい」といった、いままでぼんやりとしか分かっていなかった傾向がハッキリ見えてきます。
意外と落とし穴だったのが「原作が好きで見ていたけど、そんなに記憶にない作品」というのが少なからず存在すること。
原作が好きならアニメも好きだろう、という思い込みを崩す結果となりました。
メディアの違いを理解せよ、ということですね。

結果として、毎クールの作品選定の精度が上がっているのを感じます。

またこれによってさらに気がつく部分がありました。

 

・アニメ視聴への感覚が柔らかくなる

いい意味でアニメ視聴への執着というものがほぐれてきました。

 

・この作品を見ておかないと、世の中の話題についていけなくなんじゃないか
→そもそもそれは主にインターネットで騒いでいる人が多いだけで、気になったらオンデマンドで追いかければよい。ラブライブ!サンシャイン!!なんかは地上波とほぼタイムラグなしで配信されていた。
・面白い瞬間(例えばクソアニメ的とんでも展開とか)に乗り遅れてしまうのではないか
→面白い瞬間はいつ見ても面白いから後追いでも十分面白い。

 

この手の感情は往々にしてかなり強迫的な部分があり、誰に課されたわけでもないのにある種の義務感となっている人も多いのではないでしょうか。

そもそも視聴作品を絞ったことで時間が余っているのだから、本当に面白い作品ならそこで補填すればいいわけです。
さらに言うなら空いた時間で他のメディアに触れたり外で遊んだりと、有意義な時間を作ることも可能でしょう。

 

ここまで書くと「アニメ視聴に効率性を持ち出すなんて!」と思わる方も必ずいると思います。
しかし年間200作近くアニメが放送されている昨今で、数をこなして視聴することはよっぽど時間に余裕のあって情熱のある人か、もはやライフスタイルにガッチリ根付いている人でなければまず不可能でしょう。

9tail.hatenablog.com

ただ、もしそうした人がなんの感想記事も書かずに視聴しているとしたら、それこそ記録をとり、「年間100本アニメ見る俺が選ぶ最高の1本」という記事を書くべきだと思います。
その記事は年間50本弱しか視聴していない僕が書くよりずっと説得力があります。

 

よりよい人生を送るために、より自分にフイットした視聴スタイルでアニメに付き合うのもまた一考かと思います。


今のところ空いた時間で原作を先取りしている響け!ユーフォニアム2が楽しみでたまりません。

 


そして、次の引力が始まるのです。